環境報告書2
0
0
5について
もくじ
環境報告書2 0 0 5 について 1
社長ご挨拶 2
会社概要 3
環境方針 5
環境保全への取り組み 6
環境中期計画 6
環境管理体制 6
活動目標と実績 7
エネルギー使用量の削減 8
二酸化炭素の排出量 9
廃棄物の排出量 1 0
化学物質の排出・移動 1 1
用水使用量および有害物質の排出量 1 2
環境マネジメントシステム 1 3
グリーン調達 1 4
環境会計 1 4
緊急時の対応 1 4
環境パトロール 1 5
ポリ塩化ビフェニル(P C B )への対応 1 5
北海道P C B 廃棄物処理施設 1 5
環境・新エネルギー関連事業への取り組み 1 6
有機資源リサイクル 1 6
省エネ・リサイクル 1 9
新エネルギー 2 2
トピックス 2 4
社会との共生 2 5
編集方針
この環境報告書は、
2 0 0 4 年度における日本製鋼所の事業活動に伴う
環境管理活動を取りまとめたものです。
当社における初めての環境報
告書は2 0 0 3 年末にホームページに掲載しました。
本環境報告書は第
3 回目の環境報告書発行になります。
本報告書の作成にあたっては、
環境省の
「環境報告書ガイドライン」
を
参考にしています。
報告対象範囲
記載内容は、
2 0 0 4 年4 月1 日∼2 0 0 5 年3 月3 1 日を対象にしています。
これまでに人間社会の発展に伴って拡大させてきた環境への負荷は、今日、地球規模での環
境問題をますます深刻なものにしつつあります。今世紀はまさに環境革命の世紀であり、環境
顧慮とともに始まった世紀であります。
日本製鋼所グループは、これまで地球環境保全を「企業価値の向上」を実現するための重要
事項のひとつとして位置付け、中期経営計画の推進のなかで環境活動に積極的に取り組んで
まいりました。
日本製鋼所は素形材からの製品造りを原点とし、これまでに重化学工業やエネルギー分野
などの基幹産業に使われるキーハードの機器や装置などを数多く提供してまいりました。これ
らの製品製造に関わってきた企業として、エネルギー消費量の低減ならびに製造現場における
廃棄物の削減は、環境負荷軽減に繋がる重要課題として取り組む一方で、既存製品分野につい
ては省エネ・省資源機能を強化した製品開発に注力するとともに、新規製品分野においては有
機資源リサイクルを目的としたさまざまな製品開発を推進し、さらに風力などの自然エネル
ギー分野、あるいは水素エネルギーなど次世代に繋がるクリーンエネルギー分野の機器・シス
テムの実用化へと環境関連事業の充実強化に努めてまいりました。
私たちの地球は、今後も温暖化の進行につれて、海面水温の上昇や大気循環の変化などによ
り気候バランスが崩れ、異常気象の発生とともに自然生態系や農業、さらには人間自身への悪
影響が懸念されています。
私たちは、これまでの事業活動を通じて培ってきた経営資源をさまざまな形で社会へ還元す
ることで地球環境保全に貢献し、よって企業の社会的責任を果たすとともに「持続可能な社会」
を実現していくことが重要な責務と認識し、
特色のある一流の企業人を目指していく所存です。
「環境報告書2 0 0 5 」を通じて、日本製鋼所グループの環境への考え方ならびにその活動の
成果と今後の取り組みを皆様にご報告いたします。皆様方の忌憚のないご意見をお寄せいただ
デュッセルドルフ事務所■
会社概要
■ 創 業 1 9 0 7 年(明治4 0 年)1 1 月1 日
■ 設 立 1 9 5 0 年(昭和2 5 年)1 2 月1 1 日
■ 本 社 東京都千代田区有楽町1 丁目1 番2 号
■ 資 本 金 1 9 6 億9 ,4 2 3 万円(2 0 0 5 年3 月3 1 日現在)
■ 従業員数 連結:4 ,2 6 7 名(2 0 0 5 年3 月3 1 日現在)
単独:2 ,0 8 6 名(2 0 0 5 年3 月3 1 日現在)
■ 売 上 高 連結:1 ,5 8 2 億7 ,4 0 0 万円(2 0 0 4 年度)
単独:1 ,2 9 9 億4 ,8 0 0 万円(2 0 0 4 年度)
■ 役 員(2 0 0 5 年6 月2 9 日現在)
代表取締役社長 永田 昌久
代表取締役副社長 湊 宣之
代表取締役副社長 水口 英樹
代表取締役専務取締役 岩舘 忠雄
代表取締役専務取締役 野村 英雄
常務取締役 五十嵐 敦
常務取締役 吉野 勇一
常務取締役 岩下 壽夫
取締役 打越 光弘
取締役 石田 俊一
取締役 佐藤 育男
取締役 上原 誠市
取締役 上谷 建治
常勤監査役 廣上 輝夫
常勤監査役 森 主計彦
常勤監査役 丸山 達雄
監査役 田上 達郎
■ 主要な事業内容
地域開発事業 2%
素形材関連 38% 樹脂関連
31% その他機械
29% 0 3,000 2,000 1,000 4,000 5,000
(年度) (名)
単独
2004 2002 2003
連結
4,210 4,267 4,217
2,070 2,086 2,083
部門 主な事業
鋳 鍛 鋼 発電用品、鉄鋼用品、化学機械用品、橋梁用品、原子力関連
機材、電子材料用素材、金型材などの製造・販売
鋼板 ・ 鉄構 石 油 精 製・石 油 化 学・一 般 化 学 用 品 、発 電 用 品 、橋 梁 用 品 、
その他各種圧力容器、クラッド鋼板、クラッド鋼管、その他の
極厚鋼板などの製造・販売
樹 脂 機 械 プラスチック射 出 成 形 機 、中 空 成 形 機 、そ の 他 合 成 樹 脂 製
造・加 工 機 械( 造 粒 装 置、フィルム製 造 装 置 ほか )の 製 造・
販売
そ の 他 機 械 流体機械、油圧機器、光・電子関連機器(レーザアニー ル装
置、ラビング装置など) 、金属産業機械(プレス、マニプレー
タなど) 、廃 棄 物 処 理 装 置( コンポストプラント、廃 プ ラ ス
チック脱塩素処理システムなど) 、マグネシウム合金射出成
形機、風力発電機器、防衛関連機器などの製造・販売・修理、
天 然ガス・石 油・石 油 化 学などのプロセスプラント、環 境 関
連プラントなど各種プラントの計画・設計・製作・据付
地域開発事業 不動産開発分譲事業、不動産賃貸事業など
単独売上高構成比(2 0 0 4 年度)
従業員数
0 500 1,000 2,000
1,500
(年度) (億円)
単独
2004 2002 2003
連結
1,363
1,583 1,343
1,143 1,299 1,151
■テヘラン事務所
北京事務所■
上海事務所■
バンコク●
クアラルンプール●
香港●
●コロナ
ハノイ●
東完●
●深
■ヒューストン事務所
■ニューヨーク
事務所 札幌支店
室蘭製作所
府中本社
横浜製作所 名古屋支店
関西支店 中国支店
広島製作所 九州支店
本社 ★ ★ ★ ★
★ ★
★ ★
★ ★
シンガポール事務所■
東京都府中市日鋼町1 -1 (Jタワー) 関 西 支 店 〒5 5 0 -0 0 0 4
大阪市西区靱本町1 -1 1 - 7 (信濃橋三井ビル) 九 州 支 店 〒8 1 0 -0 0 0 1
福岡市中央区天神2 -1 4 - 8 (福岡天神センタービル) 名古屋支店 〒4 6 0 -0 0 0 8
名古屋市中区栄2 - 9 -1 5 (三井住友海上名古屋しらかわビル) 中 国 支 店 〒7 3 6 -8 6 0 2
広島市安芸区船越南1 - 6 -1 札 幌 支 店 〒0 6 0 -0 0 0 1
札幌市中央区北一条西5 - 2 - 9 (北一条三井ビル)
東北営業所(仙台市)/北関東営業所(川口市)/
南関東営業所(横浜市)/長野営業所(岡谷市)
出張所:佐野、浜松
海外事務所
ニューヨーク/ヒューストン/デュッセルドルフ/テヘラン/ シンガポール/北京/上海
その他海外拠点(現地法人)
コロナ/香港/クアラルンプール/バンコク/深 /ハノイ/東
完ほか
工場
室蘭製作所 〒0 5 1 -8 5 0 5 室蘭市茶津町4 〈主な機械設備〉
1 2 0 トン電気炉/1 0 0 トンE S R 溶解炉/5 トン真空 誘 導 溶 解 炉 / 3, 000∼ 14, 000 ト ン プ レ ス / 3 0 , 0 0 0 馬力4 重可逆式厚板圧延機/低周波焼入装 置/各種金属工作機械/7 0 ∼7 3 0 トン埠頭起重機
広島製作所 〒7 3 6 -8 6 0 2
広島市安芸区船越南1 - 6 -1 〈主な機械設備〉
8 トン誘導炉/6 トン電気炉/精密鋳造設備/イオン 窒 化 炉 ほ か 熱 処 理 設 備 / C N C タ レ ッ ト パ ン チ プ レ ス/ベンディングロール/2 ,0 0 0 トン油圧プレス/マ シニング・センター ほか各 種 金 属 工 作 機 械 / 6 0 トン 埠頭起重機
横浜製作所 〒2 3 6 -0 0 0 4
横浜市金沢区福浦2 - 2 -1 〈主な機械設備〉
マシニング・センター/N C 旋盤/スクリュ加工専用機
ほか各種金属工作機械
★ 本社
★ 製作所
★ 支店
■ 海外事務所
環境方針
当社は国際社会や地域社会との調和を図りながら、
事業活動を行うことの重要性を認識し、
1 9 9 7 年より全社活動として環境管理活動を推進してきました。1 9 9 8 年には室蘭、広島
両製作所においてIS O 1 4 0 0 1 :1 9 9 6 版の認証を取得することで、環境活動も定着して
きました。さらに、環境ビジネス面においても従来からのコンポストに加え、成形品のリ
サイクル性に優れたマグネシウム合金射出成形機を世界で初めて販売し、近年では新エネ
ルギー関連分野にも目を向け、新たな環境製品にも取り組んでいます。
以下に日本製鋼所の環境基本方針をご紹介します。
■
日本製鋼所の環境基本方針
当社は環境との調和が社会の一員たる企業の重要な責
務であることを認識し、環境保全に留意した生産活動
と環境保全技術の追求を通して、社会の持続的発展へ
の寄与を目指して事業活動を行う。
■
行動指針
1 :環 境 に 関 す る 取 り 組 み を 組 織 的 に 行 い 、 環 境 保 全
活動の継続的な推進を図る。
2 :適 正 な 目 的 お よ び 目 標 を 定 め て 環 境 負 荷 の 低 減 を
図る。
3 :環 境 保 全 に 寄 与 す る 製 品 お よ び サ ー ビ ス の 社 会 へ
の提供。
ア:製品について環境および安全衛生を含めた社
会的価値の向上に努める。
イ:環 境 に 係 る ニ ー ズ の 把 握 と 技 術 開 発 に よ り 、
環境負荷を軽減する製品およびサービスを提
供する。
■
各事業所共通方針
事業所はその事業内容および地域社会などそのとりま
く環境を考慮し、国際規格に準じた手法により環境方
針、環境目的および目標を定めて活動する。
ア:法規および会社が合意している外部との取り
決めの順守。
イ:汚染の予防、廃棄物の削減および適正な処理。
ウ:省エネルギー、省資源・リサイクルの促進な
どを通じた「資源生産性」の向上。
エ:従業員および事業所の構内企業への事業所方
環境中期計画
企業の社会的責任はますます高まりつつあり、製品・技術を通して地球環境保全に貢献していく
ことが求められています。これまでの活動の反省点を踏まえ、環境保全活動範囲を拡大し、環境
に配慮した安全な製品を提供するため、2 0 0 3 年1 1 月に環境中期計画を改正し、2 0 0 7 年度まで
の4 年間における活動項目と目標を見直しました。
環境管理体制
環境管理担当役員を委員長とする環境マネジメント委員会で、全社の年度環境管理方針、活動計
画などを決めています。各製作所には環境管理委員会を設けて環境管理活動を推進し、関連会社
を含むグループ企業が一丸となって環境負荷の低減に取り組んでいます。
社 長
各製作所環境管理統括者
(製作所長)
部門、グループ 関連会社
環境管理委員会
全社環境管理統括者
常務取締役 五十嵐 敦
(環境マネジメント委員会委員長)
各製作所環境管理責任者 専門部会
・省エネ部会
・製品部会 環境マネジメント委員会
・各製作所長
・製品事業(本)部長
・研究開発本部長
・製品戦略室長
・経営企画室長
・経営管理部長
■
組織図
(1 )
環境保全活動の活性化
(2 )
法令順守
(3 )
総合的なマネジメントシステムの見直し
(4 )
ステークホルダーとのコミュニケーション
の推進
社 会 、 業 界 の 変 化 に 的 確 に 対 応 す る た め 、 従 来 か ら の 活 動 に 加 え 、 生産活動のすべてのステップで環境に配慮する。
・廃棄物排出量の削減(継続:2 0 0 5 年度に2 0 0 0 年度比3 0 %減) ・エネルギー使用量の削減(継続:2 0 0 5 年度に2 0 0 0 年度比5 %減) ・環境ビジネスの育成と環境配慮型製品への改良(継続)
・部品選択から最終塗装、サービスまでを含めた環境活動 ・グリーン調達基準の作成と調達先の格付け
法改正事項を確実に伝達し、業界指示事項に的確に対応する。 ・法改正事項の社内伝達ルートの確立
生 産 活 動 の 基 盤 と な る 品 質、 安 全 、 環 境 の マ ネ ジ メ ン ト シ ス テ ム を 見直すことで、管理システムの高度化を図る。
上記(1 )∼(3 )の活動項目を展開し、環境報告書の内容充実を図ると
ともに、各製作所別の活動状況に関する情報を提供する。
活動目標と実績
2 0 0 7 年度までの4 年間の第2 次環境中期計画においても、継続して廃棄物排出量削減活動とエネ
ルギー使用量削減活動に取り組みます。
2 0 0 5 年度における廃棄物排出量は2 0 0 0 年度比3 0 %減、
エネルギー使用量は2 0 0 0 年度比5 %減を、室蘭製作所、広島製作所、横浜製作所の共通目標とし
ています。
これらの活動結果については、室蘭製作所は社団法人日本鉄鋼連盟、広島製作所および横浜製作
所は社団法人日本産業機械工業会に毎年報告し、最終的に社団法人日本経済団体連合会でまとめ
られています。加えて、各製作所では直接各地方自治体にも同じデータを報告しています。
環 境 関 連 施 設 お よ び 製 作 所 周 辺 の 環 境 パ ト ロ ー ル を 実 施 し 、 環 境 保 全 に 係 る 法 規 制 の 適 用 と
順守・管理状況に異常のないことを確認しました。また、環境パトロール結果の水平展開および
今後の取り組みについて、関連会社・協力会社を含めた従業員への教育を実施しました。
(1 )
環境保全活動の活性化
(2 )
法令順守
(3 )
総合的なマネジメント
システムの見直し
(4 )
ステークホルダーとの
コミュニケーションの推進
廃棄物排出量削減
・2 0 0 0 年 度 を 基 準 と し て 原 単 位 ベ ー ス で 2 4 %減を削減目標として活動しました。 ・2 0 0 4 年度実績は3 製作所合計では総量
ベースで2 4 %減、原単位ベースでは各製
作所で3 0 %∼5 8 %減となり、目標を達 成しました。
エネルギー使用量削減
・2 0 0 0 年度を基準として原単位ベースで 4 %減を削減目標として活動しました。 ・2 0 0 4 年度実績は3 製作所合計では総量
ベ ー ス で 1 0 % 増 と な り ま し た 。 原 単 位 ベ ー ス で は 室 蘭 製 作 所 で 1 0 % 減 、 広 島 製 作 所 で 2 1 % 減 と な り 、 目 標 を 達 成 し ましたが、横浜製作所は1 1 %増となり、 目標は達成できませんでした。
環境ビジネスの育成
・2 0 0 4 年度の新エネルギー、環境関連の 売上高は3 9 億円となりました。
グリーン調達
・今年度から取り組み始め、まずは主要な 取 引 先 の 環 境 マ ネ ジ メ ン ト シ ス テ ム 構 築状況を把握しました。
・定期的な環境パトロール、環境基準の順 守・管理状況の確認、関連・協力会社を 含めた従業員への教育を実施しました。
・環 境 担 当 者 に よ る 交 流 会 議 を 開 催 し 、 各 製 作 所 に お け る 環 境 管 理 活 動 の 水 平 展開を図りました。
・室蘭製作所、広島製作所は2 0 0 4 年1 1 月 に IS O 1 4 0 0 1 :1 9 9 6 版 の 更 新 審 査 を受審し、更新登録しました。
・第2 回目の環境報告書を小冊子版で9 月 に発行しました。
廃棄物排出量削減
・2 0 0 0 年 度 を 基 準 と し て 原 単 位 ベ ー ス で 3 0 % 減 を 目 標 と し て 活 動 を 展 開 し ます。
・有害物質の排出を削減します。
エネルギー使用量削減
・2 0 0 0 年 度 を 基 準 と し て 原 単 位 ベ ー ス で 5% 減 を 目 標 と し て 活 動 を 展 開 し ます。
環境ビジネスの育成
・2 0 0 5 年度の売上目標は4 1 億円を見込 みます。
グリーン調達
・取 引 先 の 範 囲 を 広 げ て 環 境 マ ネ ジ メ ン トシステム構築状況を把握します。 ・当 社 が 製 造 す る 製 品 へ の 使 用 禁 止 物
質・使用削減物質の選定を進めます。
・環 境 管 理 体 制 の 中 で 、 環 境 関 連 法 規 制 の 順 守 状 況 の 報 告 、 法 規 制 改 正 事 項 等 の伝達を確実なものにします。
・全社環境管理機能の充実を図ります。 ・室蘭製作所、広島製作所はIS O 1 4 0 0 1 :
2 0 0 4 版 へ の 対 応 を 推 進 し 、 移 行 審 査 を受審します。
・横 浜 製 作 所 は IS O 1 4 0 0 1 : 2 0 0 4 版 の 2 0 0 6 年度認証取得に向け活動します。
・各 製 作 所 の 環 境 保 全 活 動 状 況 等 の 情 報 提供に努めます。
活動項目
2 0 0 4 年度までの活動状況
2 0 0 5 年度の目標
■
室蘭製作所
鋳鍛鋼品等の受注増により、エネルギー
使 用 量 は 2 0 0 0 年 度 比 1 1 % 増 と な り ま
したが、生産工程での省エネを推進する
こ と で 、 原 単 位 で は 2 0 0 0 年 度 比 1 0 %
減となり、既に2 0 0 5 年度の目標を達成
しています。
■
広島製作所
機械事業分野の伸びにより、エネルギー
使用量は2 0 0 0 年度比2 %増となりまし
た が 、 原 単 位 で は 2 0 0 0 年 度 比 2 1 % 減
であり、既に2 0 0 5 年度の目標を達成し
ています。今後とも省エネに向けた設備
更新等を行い、エネルギー使用量の削減
を推進します。
0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 6,000
1990 1995 1997 (TJ)
(年度) 室蘭製作所
2000 2001 2002 2003 2004 広島製作所 横浜製作所
5,061 4,462 4,130 3,992 3,922 4,543 4,203 4,891 0 1,000 2,000 3,000 4,000 5,000 (TJ) 0.50
原単位指数(2 0 0 0 年度を1 )
熱量 原単位指数
1990 1995 1997 2000 2001 2002 2003 2004(年度)
1.50 1.00 1.25 0.75 4,641 4,062 3,681 4,454
3,581 3,466 3,744 4,073 0 100 200 300 400 500 (TJ) 0.50
熱量
1990 1995 1997 2000 2001 2002 2003 2004(年度)
1.50
1.00 1.25
0.75
原単位指数(2 0 0 0 年度を1 )
原単位指数
379 363
407 393
358
403 412 416
■
横浜製作所
クリーンルームが必要なレーザ関連製品
分野の生産比重が増加したため、エネル
ギ ー 使 用 量 は 2 0 0 0 年 度 比 3 1 % 増 、 原
単 位 で も 2 0 0 0 年 度 比 1 1 % 増 と な り ま
した。今後、エネルギー使用量の削減に
取り組みます。
0 20 30 40 50 60 (TJ) 10 1.50 1.00 1.25 0.75 0.50
熱量
1990 1995 1997 2000 2001 2002 2003 2004(年度) 原単位指数(2 0 0 0 年度を1 )
原単位指数
41 37 42 43 53 53 48 55
■
3 製作所のエネルギー使用量合計
鉄鋼業と機械製造業ではエネルギー使用量
に大きな違いがあり、当社は両業種にまた
がる事業活動を行っています。特に鋳鍛鋼
品を多く扱う室蘭製作所が当社のエネル
ギー使用量全体の9 0 %を占めています。
な お 、 各 製 作 所 の 生 産 量 増 加 に 伴 い 、
2 0 0 4 年度のエネルギー使用量は2 0 0 0
年度比1 0 %増となっています。
T J:T(テラ)は1 01 2
(1 兆) J(ジュール)は熱量の単位
※ 今回の報告書から各製作所を個別に掲載します。
エネルギー使用量の削減
二酸化炭素の排出量
電力および各燃料で定まっている二酸化炭素排出係数をもとに、当社における排出量を算出しま
した。エネルギー使用量とほぼ比例関係になっており、2 0 0 4 年度における当社全体での二酸化
炭素排出量は約2 5 万トンになりました。
0 10 5 15 20 25 30 35
1990 1995 1997 (万t -C O2)
(年度) 室蘭製作所
2000 2001 2002 2003 2004 広島製作所 横浜製作所
28.9 25.1 23.1 22.5 22.0 24.8 23.1 27.5
(万t -C O2)
二酸化炭素排出量
1990 1995 1997 2000 2001 2002 2003 2004(年度)
0 5 10 15 20 25 35 30 0.50 1.75 1.50 1.00 1.25 0.75
原単位指数(2 0 0 0 年度を1 )
原単位指数
27.3
23.5
21.4 25.8
20.9 20.2 21.3 23.0
(万t -C O2)
1990 1995 1997 2000 2001 2002 2003 2004(年度)
0 0.5 1.0 1.5 2.0 0.50 1.75 1.50 1.00 1.25 0.75
二酸化炭素排出量
原単位指数(2 0 0 0 年度を1 )
原単位指数
1.52 1.42
1.58 1.53
1.39
1.57 1.61 1.61
(万t -C O2)
1990 1995 1997 2000 2001 2002 2003 2004(年度)
0 0.10 0.05 0.25 0.20 0.15 0.50 1.75 1.50 1.00 1.25 0.75
二酸化炭素排出量
原単位指数(2 0 0 0 年度を1 )
原単位指数
0.16 0.14 0.16 0.16 0.20 0.20 0.18 0.20
■
室蘭製作所
生 産 量 が 2 0 0 0 年 度 比 2 3 % 増 に な り ま
したが、二酸化炭素排出量は2 0 0 0 年度
の 8 % 増 に 抑 え る こ と が で き ま し た 。 原
単 位 で は 2 0 0 0 年 度 比 1 3 % 減 と な っ て
います。
■
広島製作所
生 産 高 が 2 0 0 0 年 度 比 3 0 % 増 に な り ま
したが、二酸化炭素排出量は2 0 0 0 年度
の1 .6 %と微増に抑えることができまし
た 。 原 単 位 で は 2 0 0 0 年 度 比 2 2 % 減 と
大幅に低減できました。
■
横浜製作所
レーザアニール装置など、クリーンルー
ム を 使 用 す る 製 品 の 生 産 量 増 加 に 伴 い 、
エネルギー使用量が増加しました。二酸
化 炭 素 排 出 量 も 2 0 0 0 年 度 の 3 0 % 増 に
なりましたが、原単位では2 0 0 0 年度比
1 1 %増に抑えることができました。
■
3 製作所の二酸化炭素排出量合計
エネルギー使用量と同様に、室蘭製作所
の 二 酸 化 炭 素 排 出 量 が 全 体 の 9 3 % 弱 を
占めています。
各製作所の生産量増加に伴い、2 0 0 4 年
度の二酸化炭素排出量は2 0 0 0 年度を基
準にして7 %増となりました。
廃棄物の排出量
廃 棄 物 排 出 量 の 削 減 に つ い て は 、 製 作 所 ご と に 特 有 の 廃 棄 物 が 排 出 さ れ る 中 で 、 リ デ ュ ー ス 、
リユース、リサイクル
(3 R )
を基本として取り組んでいます。目標は、2 0 0 0 年度の排出量を基
準に2 0 0 5 年度における排出量を原単位ベースで3 0 %減としています。2 0 0 4 年度実績は、生産
量増加に伴い発生量は1 1 %増となりましたが、3 R 活動を推進し、総量ベースで2 4 %減、原単位
ベースでは各製作所で3 0 %∼5 8 %減となっています。
■
広島製作所
2 0 0 4 年度の排出量は、2 0 0 0 年度に対
し総量ベースで4 1 %減(原単位で5 4 %
減)に削減でき、目標を達成しています。
廃 棄 物 発 生 量 の 5 0 % 以 上 を 占 め て い る
金 属 屑 、 ダ ス ト 類 は そ の 1 0 0 % を 再 利
用 し 、 廃 棄 物 全 体 の リ サ イ ク ル 率 は
6 7 %となっています。
なお、昨年度までは焼却炉による中間処
理 減 容 量 が 加 算 さ れ て い ま し た の で 、
2 0 0 0 年度まで遡り修正しました。
■
横浜製作所
2 0 0 4 年度の排出量は、生産量増加に伴
い増加しましたが、2 0 0 0 年度に対し総
量 ベ ー ス で 5 1 % 減 ( 原 単 位 で 5 8 % 減 )
に削減でき、目標を達成しています。木
材、廃油のリサイクル化を推進すること
で 、 廃 棄 物 全 体 の リ サ イ ク ル 率 は 5 4 %
から5 6 %に向上しました。
0 2,000 4,000 6,000 8,000排出量(t )
(年度) 環境報告書2 0 0 4 記載値
2004 2003 2002 2000 2001
産業廃棄物 事業系一般廃棄物 廃棄物排出量原単位指数
0 1.00 1.75 1.50 1.25 0.75 0.50 0.25
原単位指数(2 0 0 0 年度を1 )
0 20,000 40,000 60,000 80,000 (t )
鋳物砂 その他 スケール
金属屑 スラグ類
リサイクル 排出量
5,745 4,752 4,087 4,727 4,911 0 1,000 2,000 3,000 4,000
排出量(t )
(年度) 2004 2003 2002
2000 2001 0
2,000
1,000 3,000 4,000
(t )
ダスト類 廃プラス その他 チック 鉱さい
金属屑
リサイクル 排出量 環境報告書2 0 0 4 記載値
産業廃棄物 事業系一般廃棄物 廃棄物排出量原単位指数
原単位指数(2 0 0 0 年度を1 )
0 1.75 1.25 1.00 1.50 0.75 0.50 0.25 2,612 2,743 2,483 1,418 1,544 0 100 200 300 400
排出量(t )
(年度) 2004 2003 2002
2000 2001 0
50 100 150
(t )
廃油類 廃プラスチック 紙・木材
金属屑
リサイクル 排出量 産業廃棄物
事業系一般廃棄物 廃棄物排出量原単位指数
原単位指数(2 0 0 0 年度を1 )
0 1.75 1.25 1.00 1.50 0.75 0.50 0.25 353 223 227 139 173
■
室蘭製作所
2 0 0 4 年度の排出量は、2 0 0 0 年度に対
し総量ベースで1 5 %減(原単位で3 0 %
減)に削減でき、目標を達成しています。
鉄鋼業を主体としており、金属屑、スラ
グ、鋳物砂などを再利用することで、廃
棄 物 全 体 の リ サ イ ク ル 率 は 9 6 % と 高 く
なっています。今後さらに排出量の総量
削減に努めていきます。
なお、昨年度までの金属屑・スケールのリ
サイクル量・排出量に重複集計がありまし
化学物質の排出・移動
P R T R 法
※
に基づいて各製作所および関連会社は、化学物質の排出・移動量を各自治体に毎年報告
しています。2 0 0 4 年度は、生産量増大に伴い、化学物質の排出・移動量が増加しました。当社
では主に製鋼、溶接、メッキ、洗浄、塗装などの製造プロセスで第一種指定化学物質を使用して
います。検査および組み立て作業ではジクロロメタンを使用していますが 、代替材料への変更、
作業方法の見直しなどにより、有害物質の排出削減に取り組んでいます。
政令番号 物質名 排出量(k g ) 移動量(k g )
室蘭製作所
6 3 キシレン 9 1 0 0
6 8 クロムおよび3 価クロム化合物 0 3 ,2 0 0
2 2 7 トルエン 2 ,9 0 0 0
2 3 1 ニッケル 0 6 ,3 0 0
2 3 2 ニッケル化合物 2 8 8 0 0
3 4 6 モリブデンおよびその化合物 0 3 ,1 0 0
広島製作所
4 0 エチルベンゼン 5 ,0 0 0 4 0 0
4 4 エチレングリコールモノエチルエーテル 9 9 0 8 5
6 3 キシレン 1 4 ,0 0 0 1 ,1 0 0
1 7 9 ダイオキシン類 2 * 1 0 *
2 2 7 トルエン 2 6 ,0 0 0 3 ,7 0 0
横浜製作所
6 3 キシレン 8 7 6 0
2 2 7 トルエン 1 ,8 1 0 0
関連会社
4 0 エチルベンゼン 6 6 0 8 1 0
6 3 キシレン 5 ,5 7 2 1 ,5 0 0
6 8 クロムおよび3 価クロム化合物 0 2 9 ,9 0 0
6 9 6 価クロム化合物 0 0
1 4 5 ジクロロメタン 9 ,6 0 0 6 0 0
2 2 7 トルエン 1 ,5 1 3 6
2 3 0 鉛およびその化合物 0 1 ,1 0 0
2 3 1 ニッケル 0 1 7 0
2 9 9 ベンゼン 3 0
3 1 1 マンガンおよびその化合物 0 6 4
合計 6 9 ,8 6 2 5 2 ,8 3 5
※ 室 蘭 製 作 所 で は 鉄 鋼 製 品 の 素 材 生 産 が
中 心 で 、 主 に 成 分 調 整 、 溶 接 に 使 用 し
ています。
※ 広 島 製 作 所 で は 機 械 完 成 品 を 多 く 扱 う
関 係 上 、 主 に 洗 浄 、 塗 装 に 使 用 し て い
ま す 。 * ダ イ オ キ シ ン 類 に つ い て も 焼
却 炉 を 保 有 し て い る た め 、 報 告 し て い
ます。(ただし、単位はm g -T E Q )
※ 横 浜 製 作 所 で は 機 械 完 成 品 を 多 く 扱 う
関係上、主に洗浄に使用しています。
※ 室 蘭 製 作 所 に は 塗 装 や 給 油 を 行 う 関 連
会社があります。
※ 広 島 製 作 所 に は 鋳 造 お よ び 機 械 加 工 、
溶 接 、 熱 処 理 、 表 面 処 理 関 係 の 関 連 会
社 が あ り 、 主 に 成 分 調 整 の 物 質 、 洗 浄
に使用しています。
総合計:1 2 2 ,6 9 7 ( k g )
■
2 0 0 4 年度の排出・移動量
※ P R T R 法:特定化学物質の環境への排出量の把 握等及び管理の改善の促進に関する 法律
0 60,000
40,000
20,000 120,000
100,000
80,000 140,000
(年度) (k g )
2004 2002 2003
室蘭・関連会社 広島・関連会社 横浜 合計
83,506
122,697
85,649
■
用水使用量
2 0 0 4 年度の3 製作所を合計した総用水使用量は2 ,6 9 2 万5 ,0 0 0 m
3
で、生産量増加に伴い前年度比7 .3 %増加しま
した。また、総排水量は2 ,0 8 4 万8 ,0 0 0 m
3
で前年度比9 .6 %増加しました。
3 製作所の総用水使用量の9 9 %以上を使用している室蘭製作所の水資源利用推移を示します。室蘭製作所では上水道、
工業用水、海水、回収水を使用しています。
用水利用原単位は2 0 0 0 年度を1 とした原単位指数で、各製作所とも0 .8 8 ∼0 .6 6 に改善しています。
■
ジクロロメタンの大気排出量削減
広島製作所では関連会社を含めてジクロロメタンの排出削減に取り組んでいま
す。ジクロロメタンはこれまで製品の洗浄に広く用いられていましたが、代替
洗浄剤への変更や蒸気洗浄装置の導入などにより、使用量低減に努めてきました。
2 0 0 4 年度は操業増加になりましたが、ジクロロメタン使用量低減活動の効果
により、大気排出量を2 0 0 0 年度の4 4 .8 %まで削減することができ、目標と
していた2 0 0 0 年度比5 0 %削減を達成しました。
今後さらに取り扱いなどの教育の徹底や代替洗浄方法への切り替えを推進し 、
ジクロロメタン使用量を低減していきます。
■
ニッケル化合物の大気排出量削減
室蘭製作所では有害大気汚染物質の排出管理について、各種基準値に適合させ
るための調査、対応に取り組んでいます。
2 0 0 3 年9 月にニッケル化合物について健康リスク低減を図るための指針値が
「年平均値2 5 n g N i/ m
3
以下」と制定されたのを受け、製作所内の作業状況を見
直し、関連作業・工程の改善、関連設備の改善、新規設備の導入などを進めています。
2 0 0 5 年度からは、地方自治体などとの連携により、自主管理計画を作成し、さ
らなる調査、改善を継続していきます。
0 5 10 0.5 0 15 20 25 30
1997 1998 1999 (t)
目標指標
(年度) 2000 2001 2002 2003 2004
25.8 27.8 20.0 1.0 21.5 18.3 0.94 11.2 0.85 9.6 1.0 11.7 0.5 0.5
●ジクロロメタンの大気排出推移
用水使用量および有害物質の排出量
新規導入設備
(スクラップ切断用集塵装置) 0 1,500 1,000 500 2,500 2,000 3,000
(年度) (万m3
)
2004 2000 2001 2002 2003
上水道 工業用水 海水 回収水
●室蘭製作所の用水使用量
0 15
10
5 20
(年度) (万m3
)
2004 2000 2001 2002 2003
広島 横浜
●広島製作所・横浜製作所の用水使用量
0.6 0.8 0.7 1.0 0.9 1.1
(年度) 原単位指数
2004 2000 2001 2002 2003
室蘭 広島 横浜
●3 製作所の用水利用原単位
■
大気汚染物質の排出量
各製作所とも、大気汚染防止法をはじめ、条例、協定などに基づき、特定施設からの排ガスを定期的に監視しており、
環境基準に適合しています。2 0 0 4 年度のS O x (硫黄酸化物)排出量は合計で3 8 8 トンでした。
0 400 300 200 100 500
(年度) (t )
2004 2000 2001 2002 2003
●室蘭製作所のS O x 排出量推移
0 1.0
0.5 1.5
(年度) (t )
2004 2000 2001 2002 2003
環境マネジメントシステム
室蘭製作所と広島製作所は、環境マネジメントシステム
における国際規格IS O 1 4 0 0 1 :1 9 9 6 版の認証を1 9 9 8
年1 2 月に取得しました。
両製作所とも、環境マネジメントシステムを適切に運用
維持し、継続的な改善を図るために、第三者審査登録機
関による外部審査と内部環境監査をそれぞれ年1回以上
実 施 し て い ま す 。 2 0 0 4 年 度 は 、 室 蘭 製 作 所 、 広 島 製
作 所 と も に 第 三 者 審 査 登 録 機 関 に よ る IS O 1 4 0 0 1 :
1 9 9 6 版 の 更 新 審 査 を 受 審 し 、 両 製 作 所 と も 不 適 合 事
項の指摘はなく更新の認証をいただきました。
この更新審査の中で、室蘭製作所で1 0 件、広島製作所
で1 2 件の観察事項の指摘を受けましたが、すべて是正
措置を講じ、マネジメントシステムのさらなるスパイラ
ルアップを目指しています。
2 0 0 5 年度は、両製作所ともIS O 1 4 0 0 1 :2 0 0 4 版への
移 行 審 査 を 受 審 す る 予 定 で あ り 、 横 浜 製 作 所 も 2 0 0 6
年度にIS O 1 4 0 0 1 :2 0 0 4 版の認証を取得する予定で活
動を推進しています。
また、各製作所の内部環境監査では、目的・目標の整合
性、環境プログラムの達成状況、是正措置の妥当性、法
令 順 守 状 況 な ど を チ ェ ッ ク し 、 P D C A サ イ ク ル に よ る
維持改善が正しく実施されているかを確認しています。
な お 、 2 0 0 4 年 度 に つ い て は 、 当 社 お よ び グ ル ー プ 会
社において法令違反は認められませんでした。
■
水質汚濁物質の排出量
各製作所とも、水質汚濁防止法をはじめ、条例、協定などに基づき、排水口からの排水を定期的に監視しており、環
境基準に適合しています。室蘭製作所はC O D (化学的酸素要求量)が、広島製作所および横浜製作所はB O D (生物
化学的酸素要求量)が、それぞれの排水の環境基準になっています。
0 60
40
20 80
(年度) (t )
2004 2000 2001 2002 2003
●室蘭製作所のC O D 排出量推移
0 8
6
4
2 10
(年度) (t )
2004 2000 2001 2002 2003
●広島製作所のB O D 排出量推移
室蘭製作所
IS O 認証登録書
広島製作所
環境会計
環境会計は当社の環境保全への取り組みを定量的に評価する方法として取り入れました。環境省
の環境会計ガイドラインの「環境保全コスト主体型フォーマット(公表用A -1 表)
」を参考にして、
2 0 0 4 年度の当社の取り組みを以下にまとめました。環境保全に関わる費用額は総額1 1 億3 ,5 0 0
万円であり、これは当社の売上高の0 .9 %に相当します。
分類 主な取り組み内容 費用額
(1 )事業エリア内コスト
(1 )−1 公害防止コスト ・電気炉、焼却炉の維持・運営 2 2 3
・工場排水の水質測定
・工場内指定箇所の騒音測定
(1 )−2 地球環境保全コスト ・熱処理炉、受配電設備などの更新ほか 4 7
(1 )−3 資源循環コスト ・金属屑、紙類、廃プラのリサイクル 2 3 4
・廃棄物の収集、運搬、処理、処分
(2 )上・下流コスト ・スチール梱包の採用 2
(3 )管理活動コスト ・IS O 1 4 0 0 1 の認証維持、従業員への環境教育 7 8
・工場内緑地の維持管理
(4 )研究開発コスト ・環境対応製品の研究開発とその人件費 5 0 9
・既存製品の環境負荷低減のための改良に伴う開発費
(5 )社会活動コスト ・クリーンキャンペーン活動ほか 1
(6 )環境損傷対応コスト ・賦課金ほか 4 1
(百万円) 対象期間:2 0 0 4 年4 月1 日∼2 0 0 5 年3 月3 1 日
グリーン調達
2 0 0 4 年度からグリーン調達への取り組みを始めました。当社の取引先における環境マネジメン
トシステム(E M S )の構築状況を把握するため、各製作所の主要な取引先を対象に環境保全活動
の取り組み状況をアンケート形式で調査しました。回答のあった取引先の8 割がなんらかの形で環
境保全活動を実施しているという結果が得られました 。今後は調査対象とする取引先の範囲を、
すべての取引先まで順次広げていく予定です。
広島製作所、横浜製作所では、文具・事務用品などについて、グリーン購入法適合製品やエコマー
ク製品などの環境負荷の少ない製品を調達するグリーン購入を進めています。
緊急時の対応
環境パトロール
各製作所では定期的に環境パトロールを実施し 、大気関係および水質関係特定施設、除害施設、
油水分離槽などの管理状況および監視データの確認をしています。
北海道P C B 廃棄物処理施設
国は全国5 カ所においてP C B 廃棄物の広域的な処理施設を設置して無害化処理を推進しています。
その中の北海道事業では、北海道、東北、北関東、甲信越および北陸の1 道1 5 県分のP C B 廃棄物
を室蘭市で処理する計画が進められていましたが、2 0 0 5 年3 月、当社は新日本製鐵株式会社、株
式会社神鋼環境ソリューションとの3 社構成によるJ
V (ジョイントベンチャー)にて本件を受注
しました。
P C B については「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法 」に従い、
使用済みのP C B 含有廃棄物を適正に保管・管理し届け出ています。今後、特別措置法に則りP C B
廃棄物の処理を進めていきます。
■
各製作所の管理状況
ポリ塩化ビフェニル
(P C B )
への対応
室蘭製作所 広島製作所 横浜製作所
当 社 は 有 機 性 廃 棄 物 の 循 環 利 用 を コ ン セ プ ト に 、 顕 在 化 し つ つ あ る 焼 却 ・ 埋 め 立 て な ど の 「 処
理・処分」に係わる問題を解決する「資源化」を提案します。当社の環境技術は長年にわたる微
生物活用技術を核として展開しています。
当社における環境・新エネルギー関連事業への取り組みは、3 0 年に及ぶ実績を有するコ
ンポスト化プラントに始まり、
有機資源リサイクル のほか、
省エネ・リサイクル 、
新エネ ル
ギーなどに分野を広げてきました。
以下に当社の環境・新エネルギー関連事業をご紹介します。
■
バイオガスプラント
バイオガスプラントとは、高水分の有機性廃棄物を嫌気状態下でメタン発酵させ、分解処理する施設です。発酵過程
で発生するバイオガスは、熱や電気に変換して利用することができ、地球温暖化の原因となっている化石燃料の使用
量を抑えて処理することができます。
分解処理後に生成する消化液は、そのまま液肥として利用することができます。さらに、消化液の脱水汚泥は、コン
ポスト化することにより堆肥として利用することができます。このようにバイオガスプラントは有機性廃棄物を有効
活用するとともに、C O2排出削減に貢献しています。
湿式粉砕選別装置 液状有機性廃棄物
固形有機性廃棄物
発酵不適物 排水処理へ 施設内使用
電気供給 熱供給
製品コンポスト コンポスト化装置 発電機
ガスホルダー
ガスフレア ろ液
固液分離器
微生物脱臭装置 メタン発酵槽
浄化空気
水分調整材 (有機性乾物) 調整槽
(加水分解槽)
熱・電気 堆肥
液肥 放流
生ごみ
食品廃棄物
し尿・下水汚泥
家畜糞尿
脱臭装置
ガス
排水処理
コンポスト化プラント バイオガスプラント
■
コンポスト化プラント
コンポスト化プラントは、焼却・埋め立てなどされている有機性廃棄物を好気条件下で発酵させ、堆肥にするプラン
トです。有機性廃棄物を堆肥化することにより、有機農法の促進や焼却処理などに使用されていた化石燃料の消費を
大幅に削減することができ、有機物のリサイクルやC O2削減に貢献しています。
袋詰装置 篩分装置
曝気ブロワ
曝気ブロワ
ブロワ ブロワ ブロワ
養生槽
返送 残さ搬出
清水散水
製品搬出 磁選機
異物除去
装置
2 次発酵処理
微生物脱臭槽 洗浄塔
浄化空気
防臭フード
防臭フード 撹拌機
撹拌機 発酵槽
発酵槽
汚水槽 ポンプ 混合機
原料貯留槽
原料貯留槽
原料貯留槽
原料搬入
1 次発酵処理
肉用牛糞
乳用牛糞
生ごみ
鶏 糞
豚 糞
コンベア移送
シ ョ ベ ル カ ー 移 送
空 気
汚 水
凡例:
■
タワー型脱臭装置
生物脱臭装置は、微生物の代謝反応によって脱臭槽内に通気された臭気物質を好気的に分
解する、維持管理が容易な装置です。薬品・吸着剤・燃料などが不要なため、低ランニン
グコストで処理でき、環境負荷の低減にも寄与します。
タワー型はコンパクトなユニット構造からなり、現地
工事が簡単で増設にも柔軟に対応できるだけでなく、
ユニットごとに異なる微生物を利用して複合臭気を効
率的に処理することができます。ゴミ処理場や鋳造工
場などでの臭気公害の防止に貢献しています。
■
触媒燃焼脱臭装置
予混合方式を採用した触媒燃焼脱臭装置は、従来の触媒燃焼方式に比べて2 割程度の低燃費運転を実現し、ランニン
グコストの削減が可能になりました。触媒層を均一に加熱できるので、脱臭性能が良好で安定しています。また、シ
ンプルな構造で低コスト、省スペース設計です。さらに、廃熱を乾燥機などの併設設備の熱源として利用できるため、
コンポスト化プラントではエネルギー効率を高めることができ、化石燃料の消費量が削減できます。
P P
大気放出
臭気
微生物担体
微生物担体 散水
触媒層
他社方式
臭気ガス
予熱バーナー 予熱バーナー (予熱時のみ使用)
J
S W 方式
臭気ガス 燃料
■
豆乳・豆腐製造装置
従来の製造方法において多量に発生しているオカラを
大幅に削減する豆乳・豆腐製造装置およびシステムを
開発しました。現在廃棄されているオカラに含まれる、
食物繊維、イソフラボンなどの多くの栄養成分を製品
内 に 残 す こ と が で き る た め 、 体 に と て も や さ し い 豆
乳・豆腐を製造することができます。また、食品廃棄
物の再生利用などの実施を義務付けられている食品リ
サイクル法も順守することができます。健康づくり、
資源の有効活用、環境負荷の低減が同時に可能となり
ます。このシステムを採用することにより高付加価値
の豆乳・豆腐を作ることができる上に、食物資源の有
効活用ができるという大きなメリットが得られます。
■
生分解性素材の射出成形法
資源リサイクルの方法のひとつとして、生分解性素材
の 成 形 方 法 の 開 発 が あ り ま す 。 プ ラ ス チ ッ ク 製 品 の
製造に利用されている射出成形法に注目し、射出スク
リュなどを改良することで、コーングルテンミールを
添加したオカラなどの廃棄物を原料に、耐水性に優れ
た生分解性素材の製造方法を開発しました。この方法
により、育苗ポットや食品容器など、さまざまな形状
の容器が低コストで製造できます。
生分解性育苗ポット
■
鋼補剛木橋
鋼補剛木橋は鋼材と木材を複合させた新形式の橋梁で
す。これまで木橋で課題とされていた耐久性、強度、
コストについては大幅な改善が確認されています。主
要材料には各地域の木材を利用しているため、地域産
業振興に大きく貢献でき、さらには木材の特質を利用
■
環境対応型多層プラスチック燃料タンク(P F T )製造システム
自動車用ガソリンタンクは、世界的に環境保護推進の
ため、ガソリン透過防止性能が向上した樹脂製に替わ
りつつあります。本システムは、ガソリン透過率の低
いエチレンビニルアルコールをバリア層に使用し、粉
砕リサイクル材層を加えた樹脂製4 種6 層多層燃料タ
ンクを製造する中空成形システムです。プラスチック
タンクを成形する時に発生する「バリ」部は粉砕して、
粉砕リサイクル材層に使用しています。また、新冷却
システムの導入によりサイクルタイムの短縮を図ると
ともに、生産量に占める設備ランニング時間も短縮し、
さらなる省エネ効果を追求しています。
層構成
粉砕
リサイクル材層
主材外層 接着外層
バリア層 接着内層
主材内層
■
電動射出成形機
当社電動射出成形機は型締力3 4 4 k N ∼1 7 ,7 0 0 k N 、さらには竪型成形機1 9 7 k N ∼1 ,4 7 0 k N と非常に幅広いライン
ナップを取り揃えています。
これら全機種において各駆動部(射出、可塑化、型開閉、エジェクタ)にサーボモータを配置し、当社独自のサーボ
ドライブシステムの採用により、精密安定成形を可能とし、成形品質の大幅な向上を実現しました。
この特徴に加え、電動射出成形機特有の高効率駆動システムにより、油圧射出成形機と比較して1 /2 ∼1 /4 の大幅
な省電力を達成し、地球温暖化、大気汚染の軽減に寄与します。
全く作動油を必要としないため、廃油の処理が不要となり、油漏れによる汚染も発生しません。さらには油圧機器類
の発熱が無くオイルクーラも不要となり、必要冷却水量が油圧機比で約1 /5 と大幅に低減できます。同時に工場の空
調電力も低減でき、冷却水循環設備の縮小も可能となります。
また、トグルリンク機構を最適化することにより、機械の騒音および振動の低減を実現しました。
このように、電動射出成形機は性能上の有利さはもちろんのこと、ランニングコストおよび電源・冷却水の工場一次
側設備コストの低減など、お客様の要望にお答えできることに加え、あらゆる面で環境負荷低減に貢献します。
省エネ・リサイクル
当社は既存製品についても省エネ・リサイクルを考慮した製品の改良に取り組んでいます。ここ
で紹介する各種製品は既に多くのお客様にご使用いただき、高い評価を得ています。
消費電力比較
油圧シリーズ
(J7 5 E Ⅲ)
電動シリーズ
(J8 5 A D ) (注)シリンダヒータの消費電力は含みません。
消費電力
(
kWh
)
5.0
3.816
0.879
4.0
3.0
2.0
1.0
■
M u C e l l
®(ミューセル)成形機
M u C e ll®とは超臨界状態のN2などと樹脂を均一に混ぜ合わせることで、微細な発泡状態のプラスチック製品を作る
技術であり、樹脂粘度の低下、射出圧力の低減、溶融温度および金型温度の低下、均等な発泡核成形など、プラス
チック産業の生産性を飛躍的に向上させます。
本技術は発泡過程に従来技術のような化学発泡剤や代替フロンを使用しないため、オゾン層破壊や地球温暖化抑止な
ど、環境負荷の低減も実現しています。
また、セル径をより微細にかつ均一に分配できるため、成形材料の強度を大きく落とすことなく成形品を5 %∼1 5 %
軽量化でき、材料費を節減できます。さらに樹脂粘度の低下により低圧成形が可能となり、省エネだけではなく、金型
や成形機本体の耐久性向上にもつながります。
■
サンドイッチ成形機
サンドイッチ成形とは、成形品の表層(スキン層)と内部(コア層)の構成樹脂の材質を変えることができる成形技術
です。
例えば、内部にガラス繊維など補強材入りの材料を用いることにより、成形品の剛性向上を図ることができます。ま
た、内部を発泡材料または軟質材とすることで、吸音効果、ソフト感覚、クッション性のあるきれいな表面の成形品
を得ることができます。このように、サンドイッチ成形法による成形品は製品の付加価値の増加、製品機能の向上な
どの特長を持っています。本成形法は古くからありますが、使用済み製品から回収したプラスチックを再利用する技
術として、再び注目を集めています。
内部に使用済みプラスチックのリサイクル材を用い、表層にバージン材料を用いることにより、製品重量の約3 0 %を
リサイクル材とすることができます。材料費の低減はもちろんのこと、環境負荷低減にもつながることから新たな用
途への適用が期待されています。
(*M u C e ll®はトレクセル社の商標)
0 30
20
10 40
重量(g )
M u C e ll® 通常成形
29.0
■
マグネシウム合金射出成形機
マグネシウムは実用金属の中で最も軽く(比重1 .8 )、鉄・アルミなどの他の金属と同じく、再溶解・精錬をすること
により容易にリサイクルすることができます。強度・放熱性・電磁波シールド性・リサイクル性などのマグネシウム
が有する優れた特性と、軽量・薄型・小型化といった社会のニーズとがマッチし、ノートパソコン・携帯電話をはじ
めとする多くの機器にその利用が広がっています。
当社のマグネシウム合金射出成形機は、プラスチックの射出成形技術を応用したもので、
1 )他のマグネシウム成形法で使われている防燃のためのS F6ガス
※
などが不要で、安全でかつ地球環境にやさしい製
造方法です。
2 )ロングノズル技術・型内離型剤噴霧技術などの最新技術を活用でき、資源の節約および作業環境の改善を実現で
きます。
2 0 0 2 年に上市した第2 世代の成形機、
M G Ⅱ シ リ ー ズ は 、 省 エ ネ ル ギ ー ・ 省
資源を実現するための工夫を随所に織
り 込 む な ど 、 多 く の 特 長 を 有 し て い
ます。
※ S F6(6 フッ化硫黄)ガス:地球温暖化を防ぐた
めに規制対象となっているガス
■
廃プラスチック脱塩素処理システム
廃プラスチックには、塩化ビニル樹脂(塩ビ)などが含まれており、そのまま燃焼させると、ダイオキシン類の発生
や燃焼炉の劣化の原因になります。廃プラスチック脱塩素処理システムは、廃プラスチックに熱を加えて溶かし、有
害な塩素をガスにして廃プラスチック中から取り除くシステムです。ダイオキシンの発生や燃焼設備の腐食などの原
因となる廃プラスチック中の塩素を除去することにより、公害を発生させない安全なプラスチックペレットが製造で
きるため、高効率なサーマルリサイク
ルや、ケミカルリサイクルの原料とす
ることができ、廃プラスチックのリサ
イクル率を大幅に向上させ、環境改善
に貢献します。
当社はこのたび、独自の開発、事業化
に係る塩ビ含有廃プラスチックの脱塩
素処理装置に関して、プラスチック化
学リサイクル研究会より技術功績賞を
受賞しました。
ケミカルリサイクル
・高炉還元剤 ・コークス炉化学原料 e t c .
サ ーマルリサイクル
・高効率発電 ・セメント原燃料 e t c .
排ガス処理
塩酸回収
原料モノマー回収 塩化水素
炭化水素
e t c . 脱塩素 減容
溶融 二 次
破 砕
洗 浄
脱 水 一 次
破 砕
選 別
金属
ガラス
e t c . 廃プラス
当社は次世代につなぐ技術として自然エネルギーおよび新エネルギー関連の研究を進めています。
自然エネルギー利用では風力発電およびハイブリッドシステム、新エネルギーでは合金とエンジ
ニアリング能力を核とした水素貯蔵合金利用システムおよび燃料電池を開発しています。
■
風力発電システム
風 力 発 電 シ ス テ ム は 、 自 然 エ ネ ル ギ ー で あ る 風 を 利 用 し て 発 電 を 行 い ま す 。 当 社 の 風 力 発 電 に 対 す る 取 り 組 み は 、
①適地開発および風況測定、②エンジニアリング、③風車販売および設置、④ブレードおよびタワー製造までと幅広
く事業化しています。
タワー、ブレード、発電機の各機器を自社技術で設計製造を行うことで事業を進めてきており、タワーは既に数十基
の納入実績があります。ブレードは2 0 0 5 年度下期より室蘭製作所において大型ブレードの製造に入り、日本の特殊
事 情 に あ っ た ブ レ ー ド を 市 場 に 供 給 し 、 ウ イ ン ド フ ァ ー ム の 稼 働 率 向 上 に 大 き く 貢 献 で き る も の と 考 え て い ま す。
さらに、永久磁石同期ギアレス風力発電機技術を導入し、ブレード、タワーとともに最適化設計を行うことにより、
日本の風況にあったロータ径7 0 m とロータ径8 2 m の定格出力2 ,0 0 0 K W 風力発電機を提供していきます。
従来より、室蘭製作所では、室蘭市の「室蘭地域環境産業拠点都市形成実施計画」に参画し、北日本における環境産
業の拠点の実現および環境共生まちづくりとしての都市再生に協力してきました。室蘭市の「再生可能エネルギー高
度導入C O2削減モデル地域計画」に賛同し、2 0 0 5 年度には製作所内にロータ径7 0 m とロータ径8 2 m の風力発電機
2 基を設置する計画です。室蘭市の入江プールに設置する太陽光発電設備とともに運営することにより、風力の電気
を売電するとともに、入江市民プールの電力に再生可能エネルギー起源の電力を供給し、入江地区のC O2排出量を
3 0 % 以上低減(3 ,1 7 8 t -C O2/年)します。
また、全国各地で風力発電適地探索、風況精査を行っており、雷、台風、地震などの日本の特殊性および風況にあっ
た自社設計製造の風力発電システム(タワー、ブレード、発電機)により、風力発電事業のアライアンス先とともに
ウインドファームの建設および保守を展開し、C O2削減、環境保護に努めていきます。
新エネルギー
■
水素利用システム
2 1 世紀最大の課題である地球環境保全とエネルギーセキュリティの両方を解決する次世代エネルギーとして、熱い注
目を集めている水素エネルギー。その実用化において重要な鍵となるのが、水素エネルギーシステムにおける水素貯
蔵技術です。当社は、世界をリードする水素の高圧貯蔵技術および高密度貯蔵材料の開発を核とした安全性と信頼性
の高い製品で水素エネルギー社会の実現に貢献しています。
●水素吸蔵合金(M H )
当社では鋼製造の長年の経験から、水素吸蔵合金( M H : M e t a l H y d rid e ) の研究を
行ってきました。自己体積の約1 ,0 0 0 倍の水素ガスを吸蔵するM H は、省スペース
型システムを実現し、低圧で貯蔵できるため安全な水素の利用が可能となります。
●燃料電池用水素貯蔵システム
低圧で安全に水素を貯蔵できるMH
を利用した水素貯蔵タンクは、一般
家庭で使用される携帯電話やノート
パソコンに用いられる携帯用燃料電
池への水素供給タンクとしてシステ
ム化が可能です。
●水素ステーション事業
当社は長年の産業用ガスコンプレッサーの設計・製造経験に基づき、究極のエコ・カーと呼ばれる燃料電池自動車の
普及に欠かせないインフラである水素ステーション用の高圧水素コンプレッサーを供給しています。当社のコンプ
レッサーは経済産業省「水素・燃料電池実証プロジェクト(JH F C )」や民間が建設した多数の水素ステーションで稼
働しています。
また、水素ステーション全体の設計・施工も行っています。
環境・新エネルギー関連事業への取り組み
水素コンプレッサー
水素ステーション
ディスペンサー
蓄ガスタンク
水素製造装置
高圧水素タンク
燃料電池自動車
(F C E V )
JH F C 横浜・旭水素ステーション JH F C 愛・地球博水素ステーション 瀬戸南
JH F C 愛・地球博水素ステーション 瀬戸北
W E -N E T 高松水素ステーション
JH F C 相模原水素ステーション
JH F C 秦野水素ステーション
東邦ガス 総合研究所水素ステーション
水素貯蔵量:7NL
マイクロ燃料電池向け 超小型M H タンク
デジタルカメラ
ノートパソコン
携帯電話
応用製品
水素貯蔵量:50∼200NL
燃料電池スクーター
提供:台湾 APFCT社
燃料電池システム
提供:英 Intelligent Energy
燃料電池システムへ の水素供給
■
大型M H タンク
●第3 4 回 日本産業技術大賞・審査委員会特別賞受賞
当社は『閉鎖式燃料電池を搭載した深海巡航調査機「うらしま」』の開発で、独立行政法人海洋研究開発機構(以下
JA M S T E C )、三菱重工業株式会社および日本航空電子工業株式会社とともに、日刊工業新聞社選定の第3 4 回日本産
業技術大賞・審査委員会特別賞を受賞しました。
「うらしま」は動力源に燃料電池を世界で初めて採用した自律航走型の水中探査機で、海底地形の探査や、北極海の
氷の下の調査を目的に開発されました。これには当社がJA M S T E C と共同開発した、水素吸蔵合金を用いた水素タン
クが搭載されており、海中という厳しい環境下で確実に動作する高効率が評価され、今回の受賞となりました。
(贈賞式 2 0 0 5 年4 月1 3 日)
水素・燃料電池実証プロジェクト(JH F C )
愛・地球博 水素ステーション 「うらしま」搭載M H タンク
水素貯蔵量:約1 0 0 N m
3
重量:約1トン
閉鎖式燃料電池搭載 深海巡航探査機「うらしま」 提供:独立行政法人 海洋研究開発機構
地 震 の 謎 を 解 明 す る た め 、 海 底 の 地 形 調 査 に 乗 り だ す
「うらしま」。2 0 0 5 年2 月、
駿 河 湾 で 行 わ れ た 自 律 航 走 で 3 1 7 k m の 世 界 新 記 録 を 樹立しました。1 0 年以内に 北 極 海 を 横 断 で き る 航 続 距 離 3 , 0 0 0 k m の 探 査 機 開 発 も、夢ではなくなりました。
1 0 0 N m
3
/ h ダイヤフラム式圧縮機
■
愛・地球博 水素ステーション向け圧縮機
愛知万博はメインの長久手会場と瀬戸会場に分かれており、会場間をつなぐ移動手段として燃料電池ハイブリッドバ
スが走っています(約3 .5 k m 、8 台が運行)。
このバスに水素を供給する水素ステーション内の水素圧縮機を当社が製作しました。油圧を駆動源にステンレス製薄
膜の往復動で水素を圧縮する「ダイヤフラム式」2 台と、ピストンによる圧縮とダイヤフラム式圧縮を組み合わせた
「 プ ラ ス チ ッ ク テ ク ノ ロ ジ ー と メ カ ト ロ
ニ ク ス の 追 求 」 を テ ー マ に 射 出 成 形 機 、
押出機、また火砲などの防衛関連機器を
生 産 し て い ま す 。 当 製 作 所 で は 、 紙 類 、
木 材 の 焼 却 設 備 を 保 有 し て い ま す が 、
2 0 0 2 年にダイオキシン類対策特別措置
法に定める改造を実施しました。その後、
定期的な監視活動を継続しています。
労働組合執行部と企業対策部会主催によるク リ ー ン キ ャ ン ペ ー ン 活 動 を 毎 年 2 回 、 6 月 と
1 0 月に実施しています。私たちの通勤路と製
作 所 周 辺 の 清 掃 活 動 を 行 う も の で 、今 後 と も 社会貢献活動の一環として継続していきます。
中 国 経 済 産 業 局 の 発 案 で 始 め ら れ た 広 島 5 : 0 1 ク ラ ブ が 当 製 作 所 で 開 催 さ れ ま し た 。 「アフターファイブに肩書き抜きでこの地域を
元気にする意欲に燃えた人が集まる場」の主 旨通り、異業種交流会として、大いに盛り上 がりました。
広
島
製
作
所
社会との共生
各製作所においては、地域社会との共生を図るために関連法規および地
方条例に基づいて、公害に関係する特定設備の届け出、廃棄物の測定、
分析などを定期的に実施しています。特に環境基本法などに定められて
いる大気汚染、水質汚濁、騒音などの環境基準については、官庁への測
定結果の届け出、立ち会い検査、自主検査を行うことで、適正な基準に
あることを確認しています。
この行事は、各種改善活動の理解と共有化、さらには、当社、関連会社、協力 会社の従業員、家族との親睦を図るために、会社正門前のグラウンドで6 月に 開催しました。
地域とのふれあいを考え、出店は近隣商店会の協力を得て行っており、今年は 約1 , 2 0 0 人の来場者を迎え、大抽選会などのイベントを開催し楽しい一日を 過ごしました。
M R −2 1 活動
(室蘭レボリューション2 1 世紀)
レクリエーション大会
室
蘭
製
作
所
創業以来、わが国の重化学工業の発展に素形材分野で寄与してきまし
た。大型から中小型までの鋳鍛鋼品、鋼板などを生産しており、その
生産工程で重油、電力などのエネルギー源を多く必要とする製作所です。
当製作所では、大気、水質などの環境基準への適合、省エネルギー活
動の推進、廃棄物管理の徹底(3 R 活動の推進)などを進め、安全な